2001 Britith F3 Championship Round.13『シルバーストーン』

【第1レース:予選3位・決勝18位&F-Lap】
長かった2001年F3選手権も最終ラウンド。
ウエットコンディションでのスタート。
フロントローは2台のジャガー勢に譲ったが、鋭い出足でその2台の間をすり抜けトップを奪取。
理由は午前中に使ったウエットタイヤを使った琢磨と6週間前のタイヤを使ったジャガー勢…6週間前っていくら未使用タイヤでも、もうトレッドが固まっているじゃん。
琢磨は1周目ですでに2位に4秒以上の差をつけて独走状態。雨の中での走りはさすがにすごかった。
しかしここで悪夢が!セーフティーカーが入り、1位走行の琢磨は2位の前に入ったセーフティーカーのせいで速度を落とし余計にタイヤを冷やしてしまう。
リスタートのためにタイヤを温めていたところでスピン!最後尾に落ちてしまった。
それでもチャンピオンの意地でファステストラップ、1ポイントを獲得した。

【第2レース:予選1位・決勝1位&F-Lap】
雨の中で行われた第2レースの予選。シーズン最終レースはポールポジションからのスタート。
琢磨は18時からスタートで西日がシグナルに反射し見え難かったために失敗。予選2位のジャンマリア・ブルーニに前を行かれてしまった。
しかしアビ・コーナーまでの加速勝負で無限ホンダエンジンのパワーを活かし抜き返し独走開始。
2位のブルーニのペースが伸びずにだんご状態を尻目に悠々のトップ快走。
デビットソンも2位に上がりカーリン1-2!これでアイルトン・セナに並ぶシーズン12勝。
琢磨はイギリスF3ラストレースを見事なポールトゥウィンとファステストラップで締めくくった。

カーリン・モータースポーツはチームランキング1位。

ドライバーズランキング
1位:佐藤琢磨(355p)
【優勝12回・2位5回・3位0回・入賞4回・Flap15回・PP6回・完走率92.3%・平均予選順位2.42位】
2位:アンソニー・デビットソン(273p)
【優勝6回・2位5回・3位3回・入賞6回・Flap6回・PP7回・完走率92.3%・平均予選順位4.07位】


今年はここで井原慶子が走るのか…